やまと歌は、 昔、 天地開け初めて、 人のしわざいまだ定まらざりし時、
芦原の中つ国の言の葉として、 稲田姫、 素鵞の里よりぞ伝はれりける。
しかありしよりこのかた、 その道盛りに興り、 その流れ今に絶ゆること
なくして、 色にふけり心をのぶるなかだちとし、
世を治め民をやはらぐる道とせり。
天地: あめつち 開け: ひら 定まらざりし:さだまらざりし 芦原: あしはら 中つ国:なかつくに 言の葉:ことのは 稲田姫:いなだひめ
素鵞: すが 伝はれり:つたはれり 盛り:さかり 興り:おこり
絶ゆる:たゆる 世:よ 治め:おさめ 民: たみ
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